制作

息抜きイラスト・のせてさん

サレム・カーラ・レネさんの制作されたロゴタイプの一部「のせて」

今日はとてもいい天気です。

今「花鳥画に音楽をのせて第二回公演」の広告のデザインをしているのですが、バランスが難しくて少し行き詰ってきたので息抜きにイラストを描きました。イラストと言っても依頼されたものではなく好き勝手に描いた、落書きのようなものです。今手掛けている広告の中には「花鳥画に音楽をのせて」実行委員会のロゴを配置してあるのですが、このロゴタイプがとっても素敵なのです。サレム・カーラ・レネさんが制作されたものです(このロゴについても面白いエピソードがありますので、いずれ書きたいと思います)。冒頭の画像はそのロゴタイプの一部で、「のせて」の部分です。チラシや広告のレイアウトをしながら、この「のせて」の部分が女の人に見えて仕方がなく、早くそれを描いて遊びたいと思っていました。(カーラさん勝手にごめんなさい。)可愛らしく描けたのでご覧頂きたいと思い、記事にしました。

のせてさん現る

こちらです。「のせてさん」と名付けました。のせてという名前なだけあってこのポーズ、子供たちを背中にのせてお馬さんごっこしてくれそうな優しく健康的な雰囲気、そして音楽にあわせて楽しく踊っているかのようにもなりました。物理的「のせて」でもあり、「音や調子にあわせる」という意味合いでの「のせて」でもあるのです。

水中にいるようなのせてさんの尻尾の自由さ

Photoshopで背景に色をつけてみたところ、涼し気な印象になりました。今更ながら、のせてさんには尻尾が生えているように見えます。そこがキュートに思えてきました。

最初に描いたものは精度は低くても見逃せない何かがあります、それは愛着かも

こちらは脚の部分が気に入らなかった、最初ののせてさんです。先ほどの切れ長な目をした美人なのせてさんと違い、目はこちらを向いており、どちらかと言うと控えめで可愛らしい顔をしています。

ワインのラベルのイメージに扮するのせてさん

こちらはワインのラベルのようなのせてさん。「のせて」という名前のワインです。生産者の方の思いやブドウ畑の情景、匂い、時間、製造過程で宿った記憶・・・など、そういったもの全てをのせて運んでくる風が如きのせてさんです。見た目はほぼブドウの蔓です。

しあわせ

今度は逆さまにして、平安時代の高貴な身分の母親と幼い娘のイメージです。ぴったりと寄り添ってとても仲がよさそうです。ほのぼのとやわらかい雰囲気。

わあぁ!

最後は横にして、吹き上げる風に髪を巻き上げられる女性です。本当の髪のようにひとつながりではないけれどそこはご愛嬌。目の中を細い線でグレーにしましたが、こうすると漫画のようになりますね。

とても楽しかったです。こんなに楽しいのは、この「のせて」の文字が美しい形をしているからです。私はよくフォント文字を素材に拝借して、今回の遊びのような絵を描いているのですが(こんな感じです)、その字が自分ではない誰かによって作られ、既に美しい作品として成立しているからこそ、見立てることに興奮と喜びがあります。私が言うまでもありませんが、フォントも書体デザイナーの方が長い時間をかけて作られた究極の作品ですし、書も勿論そうです。以前、書を勉強して自分で書いた文字を使ってみようと考えたこともあるのですが、それだと文字の形に「こういう形にしたい」という、絵にすることを見越した意図が入ってしまい、その作品自体に向き合えないと思うのです。ですので、いつか書をされている方とお互いの作品を交換して、私は今回のようなことをさせて頂き、相手の方にも私の絵を使って何か制作をして頂く、というようなことが出来たら嬉しいと思っています。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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