制作

【こんな絵を描きましたvol.1】柏餅を食べる人

部分 実際はP12号の縦位置

画像は部分の写真ですが、こんな絵を描きました。

今、お菓子や果物などその月らしい食べ物を食べている女性の姿を十二か月のシリーズで描いています。この絵は5月を描いたもので、柏餅を食べているところです。

おめめ

絵の中で女性がお皿を持っているのですが、お皿の柄は下描きの時点では決めず、最後に考えることにしていました。その部分だけ白く塗り残しておいて、この女性がどんなお皿を持ったら似合うか考えを巡らせました。5月の植物や染付らしい柄など色々想像したのですが、これだというものが思い浮かばず、まあ何か描いてみるかという気持ちで制作している机の手元照明を点けました。

そしたら下絵のお皿の中に、うっすらと人の顔の輪郭のようなものが見えたのです。描いては消してを繰り返すうちに出来た、鉛筆跡というのか細い溝の、たまたまそんな形に重なったのが、電球に照らされて浮かび上がったのです。頭の中には浮かばなかったけれど、目の前には浮かんだと言えます。(うまいことを言いました。)

下絵に現れた人魚

とてもしっくり。早速その顔の部分を手掛かりに体を描きました。発端が偶然のものなので、辻褄を合わせるように描いていきました。そうしたら人魚になったのです。この絵に結構似合っていると思うので、気に入っています。また、そこまでは伝わる筈はないと思いますが、自分の中では5月の鯉のぼりにかけて鯉の人魚ということにしてあります。

染付の人魚 柏餅に手を振っている

こうやって偶然に出来るものを体験するのはとても面白いです。でも事の大小はあれ、そんなことの連続で色々なものは出来ているのではないかとも思います。作品は次回の個展で展示する予定です。

ちょっと文章が長くなってしまった気がします。ブログはどのくらいの長さが適当なのでしょうか。その辺も探りつつ書いてまいりますので、また気が向いたときに、どうぞお立ち寄りください。

ところで長くなったついでに紹介ですが、同じシリーズで7月を描くプロセスが動画にまとめてありますので、もしよろしければご覧ください。

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