制作

「花鳥画に音楽をのせて第二回公演」のための描画①下絵のパーツ

「花鳥画に音楽をのせて第二回公演」のチラシのための絵を描きました。今日は下絵の段階の紹介をしようと思います。(第一回目の時の記事はこちらです。☞コンサート「花鳥画に音楽をのせて」

この演奏会は毎回、花鳥画にテーマを取材しています。今回は「花と四季」に因んだ曲が集められ、演奏されます。公演は9月3日、四谷にある紀尾井小ホールで行われます。そちらのことはまた追って詳しく書いていきたいと思います。

さて今回は、この会のメンバーが演奏する楽器を、ねずみたちが演奏している場面を描くことにしました。楽器には疎いながら、なるべく正確に描きたいと思い、前回の演奏会の動画を参考にしつつ他にも色々調べながら描きました。その時に知ったことも少し書きます。正しい情報を書きたいと思いますが、間違っていたらごめんなさい。

常磐津・唄ネズミ

唄うねずみです。前に置いてあるものは常磐津で使用する見台で、赤い色をしています。通称たこ足と言うそうです。扇子は男性と女性で持ち方が違うようですが、メンバーの常磐津文字満咲(もじまさ)さんをモデルにしているので、このねずみは女性の持ち方をしています。なんとか唄っている感じを出そうと口を描いた結果可愛らしくなり、気に入っています。

龍笛ねずみ

龍笛(りゅうてき)は雅楽の楽器です。音色が「舞い立ち昇る龍の鳴き声」のようであると、このように称されるようになったそうです。龍は実在しないと思いますが、そう捉えた古の人たちの心に思いを馳せます。装束も着せようか迷ったのですが、ほかのねずみが裸っぽくなってしまうかなと思い、頭に烏帽子だけにしました。次回の公演では双眼鏡で指の動きを観察したいと思います。

ピアノねずみ(ピアノは別に描いてあって、あとで合わせます)

グランドピアノです。椅子の低さやピアノの小ささはねずみに合わせたファンタジーです。ペダルやピアノの裏側がどうなっているのか分からず苦心しましたが、実物を見る機会に恵まれました。そのほかピアノを分解する動画を見たりし、ペダルが音を変化させる仕組みなどが少し分かって面白かったです。女性のピアニストは肩の出たドレスで演奏していることが多いようで、メンバーの藤原亜美さんは勿論、腕のしなやかな筋肉の様子などがよく見えて非常にかっこいいです。

三味線ねずみ

常磐津の演奏会を見る度に、三味線を弾く方たちの撥を持つ手の独特な形が気になっていました。くにゃり、とした私の好きな形をしているのです!小指と薬指の間に撥を挟んでいます。撥の持ち方としては自然なことなのだと思いますが、日常でこういうふうに、小指と薬指の間を使って物を持つことはあまりないですね。だからとても貴重な形です。

箏ねずみ(箏は別に描いてあって、あとで合わせます)

箏(こと)にはいくつか流派があるそうです。このねずみは箏に対して斜めに座っていますが、これが生田流の構え方なのだそうです。爪も角爪という四角い形のものなのが特徴のようです。メンバーの吉川あいみさんの動画を見て、なんて美しい指の形状・動きなのだろうかと見入りました。デフォルメされたイラストですが、少しでも表現できているといいなと思います。なお、弦は13本であることが分かりました。

チェロねずみ

三味線の弦は言わずもがな三本ですが、チェロの弦は4本であることが分かりました。糸巻の上にある、くるくるとした形の部分は、チェロの各パーツの名前を調べたところ「渦巻き」と呼ばれているようです。なんという直感的ネーミング。音に影響があるのか、装飾なのかは分かりませんが、優雅です。それにしても弓の持ち方など、演奏する方たちの手の動きは本当に美しいということが分かりました。

次回、絵が仕上がった状態を載せたいと思います。それではまた、お立ち寄り頂けましたら嬉しいです。

こちらで、花鳥画に音楽をのせて第一回公演の様子が、少しですがご覧頂けます。☟

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